ソールの製造について

藤長化工ではご依頼に応じて様々なタイプのソールを製造しています。

ソールに使用する素材の選定・発注から、検品までのすべての作業を自社工場で一貫製造しているため、素材の特性を活かした臨機応変な対応が可能です。

現在もっとも多くご依頼いただくのは婦人靴用のソールですが、メンズ / レディースを問わず、ご注文内容に最適なソールをご提案・製造いたします。

ミッドソールとアウトソール

アウトソールとミッドソール

靴を大きく分けると、足を入れる部分となるアッパー部分と、アッパーを支えるソール部分に分かれます。

ソールをさらに細かく分けると、地面に直接触れる面であるアウトソール。アッパーとアウトソールの間にあるミッドソールの2種類から出来ています。

藤長化工はミッドソール・アウトソールの両方を製造・加工している会社です。

ソールの役割

ソールには多くの役割が求められます。

衝撃を吸収する役割のミッドソールについては、EVAという素材が主力となっていますが、難しいのはアウトソール部分です。

軽いほうが足は疲れませんし、クッション性も大切です。ころばないように滑りにくくすることも重要ですし、長く履けるように耐久性を上げることも求められます。もちろん見た目の良さも必要です。

これら全てを完全に満たそうとするのは非常に難しいので、コンセプトや用途に応じて素材をうまく使い分け、少しでも品質の高いソールを目指しています。

ソールをつくる素材には、EVAやクレープ材、ラバーなど多くの種類がありますが、それぞれに長所・短所があり、一概にどの素材が良いとは言えません。

どういったコンセプトで、どんな用途の靴に使うソールなのかをお伺いして決めていく部分です。

ソールの製造工程

加工底ができるまで

裁断機

加工底を製造する流れ

1st

素材選び

ソールに使用する素材を選定します。
多くの素材を常備していますが、特別な素材や独特なカラーが必要となる場合は素材を発注します。

2nd

裁断・打ち抜き

板状の素材を裁断し、型に抜いていきます。

3rd

ネーム入れ

必要な場合、ソールにブランド名やロゴを入れます。

ソールの資材棚
4th

貼り合わせ

ミッドソールとアウトソール部分を貼り合わせます。
ここでコバ(ソールの側面・エッジ)を粗く磨き整えます。
ソールの装飾にピースをまく場合は、ここで施します。

5th

研磨・塗装

目視で確認しながら、なめらかな曲線となるようにコバを磨いていきます。
加工の工程で出たこまかい粉を綺麗に取り除き、塗装など仕上げの作業にすすみます。

6th

検品・出荷

できあがったソールを1つ1つ手作業で確認し、欠損や不具合がないかチェックします。
全てのソールをチェックし終えたら出荷いたします。

shoe soles

ソール製造のご依頼・ご相談

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